関西地域にてエアコンクリーニング・ハウスクリーニングを承っております、爽愛(そうあい)の中島弘樹です。
寒い日と暑い日が交互に続いている4月。
エアコンの設定を暖房・冷房と切り替えて使用している方も多いと思います。
業務用エアコンは季節を問わず、長期に渡って稼働させているのがほとんど。
だからこそ、気温が徐々に高くなって汚れが落ちやすい今が、クリーニングのベストタイミングです。
6月に入ると、徐々に繁忙期でクリーニングの予約が取りづらくなるため、早めにしてしまうのがおすすめです。
しかし、心のどこかでは「まだしなくても大丈夫」と思っていませんか。
先日、業務用エアコンのクリーニングに伺った事業所様より、「次回はいつすればいいのか」というご質問をいただきました。
エアコンクリーニングの頻度については、さまざまな意見がありますが、個人的に推奨したいのは1年に1度です。
こちらの記事ではその理由について、解説したいと思います。
■なぜ1年に1度がおすすめなのか
業務用に限らず、エアコンを長持ちさせるには定期的な掃除が必要です。
その一歩となるのが、フィルター掃除。
フィルターは簡単に取り外せることから、プロによるクリーニングでなくても、日常的な清掃に取り入れられるのも可能です。
おすすめとされているのは1か月に1度、もしくは2週間に1度とされています。たしかにこれならエアコンをきれいに保てるでしょう。
ただ、実際にこの頻度を忠実に守っている事業所様はおそらく少数ではないか、というのが個人的な意見です。
2021年に日本住材株式会社の実施した「エアコンと外気の侵入経路」に関する調査によると、フィルター掃除の頻度が1か月に1度を超えていた回答が、72.9%を占めていました。
一番多かったのが半年に1度の30.7%で、フィルター掃除の重要性については、一般的に低い認識にあることが伺えます。
この調査は自宅のルームエアコンに対して行われたものなので、業務用エアコンも同じとは言い難い部分もあります。しかし、忙しくてフィルター掃除まで手が回らない、というのが本音の事業所様は多数派でしょう。
それなら、汚れることを前提として、1年に1度エアコンクリーニングをしてしまったほうがいいのではないか、というのが持論です。
参考元:PR TIMES 「【エアコン掃除の頻度は半年に1回!?】あなたの自宅は大丈夫?汚れやすいフィルター箇所や“使い捨てフィルター”利用者の意見が明らかに!」>>
■エアコンを汚す・故障しやすくなる原因と環境
以下のような特徴のある場所はエアコンが汚れやすいので、とくに1年に1度のエアコンクリーニングをおすすめします。
・飲食店
飲食店は人の出入りが多いためホコリも多く、料理による油や水蒸気でフィルターなどがベタベタになりやすいです。
また、油を使用すると調理中に油が炭化して、微細な炭素粉(油煙)が発生しますが、これもエアコンを傷める原因になります。
とくに中国料理は高温調理で油を使うため油煙が出やすく、中国の主婦は肺がんの罹患率が高いという調査結果もあります。
参考元:人民網日本語版「毎日の生活の中で、知らぬ間にあなたの健康を害するもの (3)」>>
・ペットがいる場所
ペットの細かい毛はエアコンに入りやすく、この毛を栄養源としてバクテリアが増殖していきます。
ひどいと熱交換器がゲル状の汚れで覆われるため、より壊れやすくなることに。
トリミングサロンやペットホテル、ペットの入店を可としているお店などは、壊れるとペットたちの命に係わることもあるので、注意が必要です。
・室内で運動する場所
室内で運動するスポーツジムやフィットネスクラブは、ホコリが舞いやすいです。
24時間営業するジムも増え、必然的にエアコンの稼働時間も長くなりました。運動によって発生した湿気でカビが生えやすく、定期的なメンテナンスを怠ると故障しやすいでしょう。
・24時間稼働している場所
先にも紹介しましたが、24時間稼働しているお店などは、その分エアコンに負荷がかかるので壊れやすいです。
ジムやコンビニ、ホテル、工場などは、クリーニングも含めて法定点検を怠らないのが大事でしょう。
・人の出入りが激しい場所
人の出入りが激しいと、ホコリが舞います。
そのホコリをエアコンが吸い込むと、結露と合わさってカビが生えてくるので、嫌な臭いがしたり健康被害が引き起こされます。
出入口が道路に面していると、よりホコリや花粉などが入りやすいので注意が必要でしょう。
・喫煙スペース
タバコを吸うと発生するヤニは樹脂です。
この樹脂も、エアコンに入ると汚れや故障の原因になるでしょう。
臭いも取れなくなってしまうので、定期的なクリーニングをするようにしてください。
■エアコンクリーニングを業者に任せたほうがいい理由
エアコンクリーニングをするにあたって、どうにか自分でできないか、と考える方も多いかと思います。
しかし、エアコンは複雑な機械であるほか、電気や冷媒ガスが通っているので、知識がないまま行うのは危険です。
以下に、業者に任せたほうがいい理由についてお伝えします。
・火災になることも
ホームセンターでは、エアコンの洗浄液が売られていることもありますが、洗浄液が電気の流れる基盤・モーター・配線にかかると火災の原因になります。
そもそも、エアコンはほかの電化製品よりも強い電圧がかかっているので、火災のリスクがやや高めです。
業務用はルームエアコンより強い馬力を持つことから、専門業者以外は手を出さないほうが賢明でしょう。
・よりカビが生えてしまう
先の洗浄液で汚れが落ちたように見えても、数か月後には以前よりカビが生えてしまうことも。
これは洗浄液をすすぎきれず、エアコン内に残ったことから新たなカビの発生源になるのが原因です。
エアコンは高い場所にあるので作業しづらく、慣れていないと中途半端に終わってしまいます。
■関西での業務用エアコンクリーニングは、爽愛まで!
爽愛(そうあい)は兵庫県三田市を中心に、関西全域にて業務用エアコンのクリーニングを承っています。
臭いが目立ち、吹き出し口付近の天井に汚れが見えるようになれば、エアコンクリーニングのタイミングです。
エアコンは前兆なく、突然壊れて動かなくなることが多いので、ぜひ夏前・冬前に試運転をしてみてください。
なお、弊社では法人様からのご注文を広く受け付けております。
詳しい料金については以下で紹介しておりますので、ご注文の際は以下を参考にしていただけますと幸いです。
清掃案内・料金表>>
清掃のご依頼>>
※お見積りの際は、お写真がございますとスムーズなので、可能であれば合わせてお送りくださいませ。
■まとめ
業務用エアコンのクリーニングは、汚れやすい環境にあるなら1年に1度の実施がおすすめです。
また、1か月に1度のフィルター掃除は非常に有効ですので、可能であれば取り入れるようにしましょう。